マキコレワインとは?

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マキコレワインとの出会い

今思えば、「他店にはない、自分が飲んで美味しいと言えるワイン」を探し求めていた気がします。
最初は、料理通信2007年11月号の金井麻紀子さんの記事を読んで、「マキコレ」 ワインの存在を知りました。
その中に紹介されていた金井さんの著書 「すばらしきヴィニュロンたち」 を購入し、厳選した生産者27蔵(現在は30数蔵でイタリア・ポルトガルも)を読んで、日本人でフランスでワインの生産者になれる資格(ディプロム)を取得した人が、フランスのほとんどのエリアを自らまわって厳選した蔵か~、飲んでみたい、群馬に行ってみよう・・・かな。

と思いつつ、たまたま新潟のホテルで、フランス食品振興会のイベントがありました。 その日は、お店が休みで特に予定も無く、暇つぶしに "ちょっと覗いてみようかな" という軽い気持ちで会場に行ってみました。

会場に入り、少しうろうろしていたら、フランス料理のシェフによるデモンストレーションが始まり、しばらく見ていたんですが、展示ブースの方を見ていたら、どこかで見たことのある人がいるな~と思いつつ、 ん? 誰だったかな~? と考えていたら、 あっ、金井麻紀子さんに似てる! まあでも他人のそら似なんて言葉もあるし、まさか新潟に来るなんて、そんな事を考えていたら、シェフのデモンストレーションが終了し、いよいよ展示ブースに入ろうとブース会場へ。 入り口で出展インポーターのリストを渡されビックリ! "カーブ かない屋"(金井麻紀子さんのご実家) と書いて有るではありませんか!
あ~、金井麻紀子さんは本物だ! と急いで "かない屋"さんのブースへ。

まずは名刺交換、かない屋さんの社長で麻紀子さんの父上でもある金井強社長と、社長さんが 「うちのワインの事は知ってますか?」 、私「はい、知ってます。マキコレ・ワインですよね、麻紀子さんの本も買いました。」 展示してあるワインを全て飲んで、口当たりの柔らかいワインですね、と私。 それがマキコレ・ワインの特徴ですと社長。 今度、群馬にお邪魔してもいいですか?いいですよ、連絡ください。 はい、必ず連絡しますと言って、ブースを後にしました。
それから、他のブースのワインも飲んだんですが、「マキコレ」ワインのような、柔らかくて、体にス~ッと入ってくる感じのワインは無かったんです。

それから1ヵ月後、群馬の桐生市にある "カーブ かない屋"さんを訪れていました。
多分、何回か通わないと取引は出来ないだろうな、と思いつつ、話も終わりになった時に、社長さんから一言 「新潟は吉川さんに任せます。一つ条件としては「マキコレ」ワインをメインに扱ってください。いかがですか?」
間髪入れず、「もちろんメインに扱いをさせてください、よろしくお願いします。」  晴れてスタートとなりました。

マキコレワインって?

そもそも「マキコレ」ワインとは、群馬県桐生市出身で、フランス滞在十数年、日本人初のディプロムの資格を持つ金井麻紀子さんが、約300ものワイン生産者の中から厳選して販売している生産者のワインで、「金井マキコ・コレクション」の通称。

【 金井麻紀子さんのプロフィール 】
■1973年:
 群馬県桐生のかない屋の一人娘として、生まれる。
■1993年:
 美術大学を目指し渡仏。
 ブルゴーニュ大学付属語学学校に入学。
■1996年:
 ボーヌの国立農業専門学校(C・F・P・P・A)にて
 ワインつくりから販売までを学ぶ。
■2002年:
 B・P・R・E・Aデュプロム(終了証書)取得。
 この資格は現地で畑を買って生産者になり、経営者にも
 なれることで、取ったのは日本人では初めてです。
■2003年:
 ローランペリエ社主催 世界カーヴィストコンクール パリ大会5位入賞。
 日本ソムリエ協会機関紙 「ソムリエ」 に 「フランス現地最新情報」 を連載。
 日本ソムリエ協会主催 ワインセミナー講師多数実施。
 著書 「すばらしきビニュロンたち」 モデラート社から出版。      
■2003年:
 マコンにてシュヴァリエ・ドゥ・ヴィニュロン・ドゥ・サンヴァンサンを授章。
 (生産者が選ぶワインの販売に貢献した人を称える賞)
■2003年:
 シャンパーニュにて ダム・シュヴァリエ章 を授章。


現在日本とフランスを行き来しながら、日本全国でワインセミナー(プロのソムリエ対象もあります)や各地マキコレワイン試飲会応援、フランスでは若手生産者のワイン鑑評会審査員など、幅広く活躍しています。
そもそも最初はディジョンの美術学校に入学するため、知り合いのワイン商に預けられた彼女はそこでワインに目覚め、ボーヌの醸造学校を卒業し、 栽培、醸造、 そしてマーケティングに至るまでのワインの全てを修めました。
このことで優れた生産者達との太いパイプが出来、単なるインポータ ーではなく、かない屋は彼らの仲間として扱われるようになり、普通では触れることの出来ない内情まで知った上で、ワインを判断することが出来 るようになり、本物のワインだけを選ぶ彼女の評価は現地でも非常に高く、今では生産者から 『かない屋はいいワインしか買わない』 という 称賛 と 信頼 を得ています。

2010年5月27日に、NHKラジオ第一放送「ラジオ・ビタミン」に出演した麻紀子さんが話していた マキコレ・ワインの5原則です。
  • ブドウの収量を抑える(大量生産では凝縮した果実味のワインは出来ない、生産量を抑える事は収入が減るので、抑える生産者は少ない)
  • 自然農法に任せる(健康な葡萄の樹、健康な畑の環境を造り上げる事で、葡萄自体に備わった自然治癒力を蘇らせる)
  • SO2を出来るだけ使わない(健康な葡萄を収穫できなければ、SO2の使用を少なく出来ない)
  • ブドウの収穫は手摘みする(葡萄を傷付けないで蔵まで運ぶため、傷ついた葡萄から出てくる果汁が酸化し悪い味に繋がる)
  • 腐敗果は除去し、使わない(腐敗果実の除去は実際に見てみないと、蔵によって徹底振りが違う)

この5原則がこだわりだけではなく、それだからこそ純粋でピュアな健康で混じりっ気の無い味わいがワインの中にでている事が重要なんです。 でもそれだけ手間暇が掛かっていると、価格が高くなるのが普通なんですが、マキコレ・ワインの生産者は、本当に手間暇かけることが当たり前と思って仕事をしているので、ワインに法外な価格をつけるような事はしないで、原産地呼称の標準価格に合わせています。
マキコレ・ワインの生産者は自分自身が造ったワインの一番の消費者、自分たちが一生かけて飲んでいくワインに決して妥協はしないという生産者、 そんな小規模手作り生産者が作っているワインが「マキコレ・ワイン」です。
そんなフランスにも何人もいない素晴らしい生産者のワインなので年間1-200ケース程度を、日本全国のマキコレ販売店・約三十数軒で分けているので、出会えた事はラッキー!だと思います。是非、一度と言わず何度もお試しください。

ワインの商品管理

当店では、マキコレ・ワインは写真の当店ワインカーヴにて温度管理をして保管しております。写真では分かりにくいかもしれませんが、大谷石で出来ています。

大谷石?と思う方に、少し大谷石についてです。世界で栃木県宇都宮市大谷地区でしか産出されない石で、優れた効果としては 、 熟成効果 ( チーズやワインなどの保存熟成 ) 、 音響効果 、 癒し効 果 ( マイナスイオン ) 、 脱臭効果 、 耐熱効果などが代表的です 。蔵として使用した場合、多気孔の為、夏は強い日差しを遮り、冬はその熱を蓄熱し、さらには調湿効果(石が木のように呼吸する)もあるので、ほとんど空調設備がいらないほど温度変化が少なく緩やかです。まさにワインカーヴにはうってつけのワイン蔵です。自画自賛です、恐縮です。

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